【Vol.881】
身体のトータルケアと色彩心理で
女性が本来持つ能力を発揮しながら
心身ともに健康的で、美しくあることで
自己実現と調和のとれた社会を創る
ボディカラー®︎メンタリストの
山田祐子です。
たまに思い出す言葉がある。
モノより思い出。
新セレナで、走り出そう。
セレナに乗っていた。
今から約20年前らしい。動画はこちらから。
たった7文字が人の心を動かす。
すごいなぁ〜✨
時代の流れを汲み取った表現なんだろう。やっぱり言葉ってすごい!!!
毎晩、23時前に駅に向かう。
雨の日も風の日も。おかげで、夜の景色を
毎日の変化を感じ取ることができる。
昨日は駅前に焼き芋屋さんが停まっていた。
電車が来るしばらくの間、
じーっとおじさんを観察していた。
サツマイモを手にしては
硬さを調べているのか、
器用に手の中で転がしながら、
焼き加減を吟味しているようだった。
電車がついて、
人々は足早におじさんの前を通り過ぎ、
おじさんも売ろうとはせずに
ただただ、お芋を焼くことに集中してる。
この寒空に、このおじさん、
どのくらいの売り上げがあるんだろう?
小柄だけれど、
背筋の伸びたおじさんだった。娘が降りてきて、車に乗り込んだ時、
焼き芋美味しそうだね。買う?
いいよ、いらないよ。
実は、待っている間に
おじさんのことをずっとみていたんだけど、
あそこに長い時間いて、
どのくらいの人が買うんだろうね。一番美味しいのください!
っていってごらん。
と勧めた。
娘がおじさんに声をかけると
後から人が集まってきて、
ちょっとした列ができた。
そんな時に限って
まだお芋が焼けていないようだった。
焼ける間、娘はおじさんと
なにやら話をしていて、
このお芋はなかなか手に入らないんだよ。
スーパーでは小さいのしかないからね。
車の中に母親がいることなどを
話していたらしい。
流しよりも駅や特定の場所で
止まって販売した方が
売れるらしい。
なかなか焼けず、
それでも、私は娘とおじさんが
ニコニコ話している姿を、
私もニコニコしながらみていて
なんだかとても嬉しい気持ちになった。

なんと!車の中で待っている私にも差し入れが〜。この気遣いが憎い❤️
現代は、核家族化が進み
高齢者と接する機会が少なくなった。
若者は高齢者とどう接していいのか
わからない子もいるらしく、
ますますコミュニケーションは計りづらい。
そんな中で、私は
娘が焼きいお屋さんのおじさんに対して
どんな接し方をするかとても興味深かった。
二人でニコニコしながら話す姿が
この子は社会性を身につけて
生きる力と優しさを備えているなと
思った。
私の子育ては、
決して誇れるほどのことではないけれど、
どの子も自分らしく生きているようで
最近そんなことを思い
一安心というか、
母親としての役割を
まぁまぁ果たせているのだと
思っている。
子育って正解はないし、
一人の人格として尊重すべき存在。
私の手中を離れつつあるかな。親が子供にできること。
それは、モノより思い出。
そういえば、小さいころ
「石やーきいも〜」の声を聞いて、
急いで追いかけて買った思い出がある。

これまでに食べたことないくらい
皮まで美味しかった❤️
と娘。
そして、
あのおじさん、
私のこと覚えていてくれるかな〜
愛おしくなった。この一幕も、彼女の心温まる、
思い出になってくれたらいいなと
思う時間でした。